心臓の雑音を 指摘されたら
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必ずしも心臓の病気ではありません
乳幼児健診などで心雑音を指摘されると、とても心配になると思います。
しかしながら、「心雑音がある=心臓に病気がある」ではありません。元気な幼少児では、心臓の病気がなくても軽度の心雑音を認めることがあります。また、発熱や貧血などを認める際にも、一時的に心雑音を認めることがあります。 このように、心臓に異常がない場合に聴取する雑音を、無害性心雑音と言います。
無害性心雑音は心臓の病気ではないため、治療は要りませんし、成長していく過程で自然に改善します。 -
無害性かどうかはどうやって判断するの?
心臓の病気が隠れているのか、無害性心雑音なのかを判断するためには心臓超音波検査が必要です。
当院では、心臓超音波検査の実施が可能です。検査は痛みを伴わず、10-20分程度で終わります。仰向けでじっとしているのがベストですが、激しく動いてしまう場合は、タブレットで動画を見ながらや親御さんに抱っこしてもらいながらなど、適宜工夫させていただきます。
心雑音を指摘されたら、お気軽にご相談ください。 -
心臓超音波検査について
心臓超音波検査は少し時間がかかるため、まずは一般小児診察で来院していただき、別日に検査専用の予約をとらせていただきます(急を要する状態の場合はすぐに対応させていただきます)。
*学校心臓病検診で精査となった方は現在診療することができません。心臓超音波検査の他、様々な検査が必要になるため、対応可能な施設への受診をお勧めします。
今後、当院でも対応可能なように体制を整えていく予定です。